永久バーコーダーとは


永久バーコーダーとは?

分析に使用する器具に対して一意のIDを発行し、バーコードラベルを作成できます。このバーコードラベルは、基本的には器具に貼ったままとなるため「"永久"バーコード」と称し、この永久バーコードを扱う機能を「永久バーコーダー」と言います。永久バーコードラベルと、試料IDを紐づけることで、試料ラベルの持つ情報が永久バーコードに移ります。これにより、器具ごとに試料ラベルを貼らずとも、試料の分析過程で得られた情報を永久バーコード上で管理することができるようになります転記ミスの防止にもつながる、便利な機能となっています。

 

 

 

永久バーコーダー使用例

①永久バーコードIDおよびラベルを発行

②試料情報を持つラベルと紐づけ

③永久バーコードに、分析で得られた情報

 (採取量や重量など)を記録

④永久バーコードに格納された情報は、

 野帳へ引用することも可能



01-発行・紐づけ・データ入力


永久バーコードラベルの発行

①永久バーコードIDはワンクリックで簡単に発行できます。

②ID発行と同じ画面上でラベルへの印刷も可能です。

 

ID発行・印刷したラベルは、器具に貼って使用します。


永久バーコードIDと試料IDの紐づけ


①永久バーコードのQRコードを読み取って、当該IDの作業枠を立ち上げます。

②試料IDを紐づけるイベントを発生させます。

③永久バーコードIDに試料IDを紐づけます。

この紐づけ操作を行うことで、永久バーコードIDをあたかも試料IDのように使用することができます。
これにより、わざわざ試料IDを複製して器具に貼り付ける必要がなくなります。

永久バーコードへのデータ入力


試料IDを紐づけた永久バーコードに、分析で得られた情報(試料採取量や、重量など)を格納することができます。

①試料IDを紐づけた永久バーコードのQRコードを読み取って、作業枠を立ち上げます。

②採取量や重量を入力します。

※電子天秤のデータ転送機能を利用して重量データを入力したり、試料採取量の入力にもバーコードを用いることで、入力ミスを防ぐこともできます。


02-帳票への出力


永久バーコードに格納した情報を野帳へ出力

永久バーコードに格納した採取量や重量等の情報は、タグを用いて野帳へ出力することが可能です。

このとき永久バーコードは特定の試料のIDと紐づいているので、どの試料が持つ情報なのか手動で指定しなくても、システム側で自動判別してくれます。誤った試料の情報を転記してしまうミスを防ぐことができます。


03-その他


シーケンチャーでの利用

試料IDと紐づけた永久バーコードラベルは、シーケンチャー(試料を分析する順番(シーケンス)を作成する機能)に、試料ラベルの代わりに利用することができます。

 

 

 

 

①永久バーコードラベルを用いて、

 シーケンスを作成している画面です。

②永久バーコードの持つ情報を

 シーケンスへ引用することも可能です。


標準業務フロー・機能紹介