LDS環境Solution 販売管理システムがお勧めな理由

LDS環境Solutionでは、分析の効率化だけではなく、販売管理周りの業務を効率化する事にも力を注いでいます。一般的な販売管理システム求められる機能の多くはこのシステムで網羅していますが、さらにこのシステムが分析業界特有の問題にどのように貢献できるのかご紹介いたします。

案件情報の階層管理

案件情報の階層管理

 顧客から注文といっても1検体・1回限りの注文から、数千検体レベルの年間を通して継続的な注文まで、1案件の粒度は多岐に渡ります。LDS環境Solutionでは案件情報を階層的に管理することが可能となっており、複雑であった案件単位の管理を直感的に管理できるようになっております。階層上の上位となる情報、例えば件名、報告先名といった案件単位で共通となる情報は下位の階層に自動で引き継がれるため、入力量は最小限となるように設計されています。

また、分析システムと販売管理の情報は内部的にはデータ連携しつつも分離されているため、営業サイドと分析サイドで独立的に管理が可能となっています

販売管理と分析システムのデータ連携 逆変換機能

販売管理と分析システムのデータ連携

 販売管理と分析管理システムを完全別システムで運用されている会社は多いのでは無いでしょうか。分離されたシステムで運用されいる場合に、商品上の明細と分析システム上での分析項目の整合性確認に時間を取られてはいませんか?
 販売管理の商品として登録された情報を分析システム側に連動させてほしいと要件を頂くことも多いのですが、お断りをさせてもらっております。その理由は図を参照ください。仮に販売管理側の情報にすべての商品数に2と記載があるので(図左側)、依頼の検体数も2検体だと判断するかもしれません。しかし実際には分析の依頼数は最大で6検体である可能性もあります(図右側)。これは販売管理システム側では検体に紐づく情報が欠落してしまっているため発生する構造的な問題なため解決不可能です。


 実際に分析途中で分析項目が新規に追加される・中止になるなどイレギュラーなケースが環境分析においては頻繁に発生します。その際に、販売管理側の商品情報と一致させることは、非常に工数のかかる仕事になってはいないでしょうか。

 

LDS環境Solutionではこの問題を容易に解決可能です。販売管理と分析管理システムが高度に連携しており、分析システム側から販売管理上の商品明細を作成する逆変換機能を備えております。これよって、数百検体かつ数十の分析項目を含む分析システムの情報から正確に商品上の明細に変換が可能となっています。その結果、商品と分析項目との明細数の突き合わせ作業がたった1クリックのみで完了するようになり、かつミスが発生しなくなります。


販売管理上における商品コードと見積内容の不一致への対応

販売管理システムにおける商品コードと見積内容の不一致の解消

 社内に基幹システムは導入されてはいるけれども、商品マスタが整理されていないために貢献利益の分析ができていないといった声をよく聞きます。その原因の一つとして、商品と見積の内容の不一致があげられます。

行政案件などでは、提出する見積上に記載する項目が定められており、社内システム上の商品コードと見積上の項目が不一致することが良くあります。その場合の対応として次の方法が考えられます。

 

1 見積についてはシステム外のEXCELにて別途作成する

2 商品コードに、顧客側指定の商品を追加する

3 手書き可能な商品コードを別途用意しておく

 

いずれの方法もメリット・デメリットがあります。複数の取引先からの要求で社内システム上商品と見積が不一致するケースが増加する程、管理が煩雑になる事は容易に想像されます。


LDS環境Solutionならば商品明細と表示明細を分離可能です

商品コードと表示用の明細の分離

 左図をご覧ください。世間一般的な販売管理システムでは、データ上の明細がそのまま見積書・請求書に反映されます。

 LDS環境Solutionでは、データ上の明細と表示上の明細を独立的に保存が可能となっています。この独立方式によりデータ上の明細についてはあくまでも社内上の商品構成を維持しつつ、出力用には自由に編集が可能となっています。結果として次の事が実現可能となります。

1 商品マスタが汚れないため、データ集計が容易。販売商品の価格・数量のデータ分析が容易となる。

2 EXCELで外出しのファイル管理が不要となるため、見積書・請求書等の管理に余分な工数を割かなくて済む。

概念的には難しいかもしれませんが、実際に作業をしてみると、システム側がほとんどの作業をサポートします。初めて作業した人でもすぐに使える機能だと評判です。また環境分析において商品価格の分析は長年難しい問題だと認識されてきましたが、LDS環境Solutionならば簡単に解決が可能です。



営業支援システムと販売管理システムの分離によるマスタの2重管理問題

営業支援システムと販売管理システムの統合

営業支援システムと販売管理システムが分離

マスタデータが2重管理になりやすい

 販売管理システムとは別に、営業支援システムを導入されている会社も多くあります。一部機能がオーバーラップする部分がありますが、良く問題になるのはマスタデータが2重管理になるパターンです。システム間でデータ連携可能な場合もありますが、データ連携には両方のシステムの知見が必要かつ、社内での業務調整も必要なため導入当初のまま、2重管理のまま運用をされていませんでしょうか。それでも営業支援システム導入によるベネフィットが2重管理による効率低下を上回れば良いのですが、高度な営業支援システムの運用をしない限りは不便さの方が際立つかもしれません。


LDS環境Solutionでは営業支援システムも組み込まれているため2重管理から解放されます

営業支援システムと販売管理システムマスタの2重管理の解消

マスタデータの登録ばかりでなく、販売管理と営業支援システム間でも連携しているため、2重管理を徹底的に省きます

 LDS環境Solutionにおいては営業支援システムも内包されております。専門システムのような高度な機能は持ち合わせていませんが、営業日報作成、次回アクション等の日々頻繁に利用する機能は抑えています。また販売管理システム上で作成した見積情報を日報情報に流しこむ事も可能であり、徹底的に2重登録をブロックできるように設計されています。

 定型文機能でインプット量を最小化できるなど、営業員がストレス無く続けられる仕様となっています



価格設定について

官庁案件、大型民間案件、日々の持ち込み案件等、価格管理についても環境計量事業においては管理が煩雑になりがちです。LDS環境Solutionでは各種の価格設定を支援ツールにより、設定の抜け漏れを防止し作業の効率化を支援します。

階層構造的な価格管理

 LDS環境Solutionの商品価格については、4階層構造となっています。商品登録時に、階層が上位な価格が優先して金額が入力されます。上位の階層に金額の登録が無い場合には自動的に下位の階層の金額設定が自動適用されます。

 商品登録した金額、どの階層の金額が適用されているどうかが判断可能です。

商品選択画面。由来する階層によって金額が異なった色で表示される。
商品選択画面。由来する階層によって金額が異なった色で表示される。

過去に提示した金額確認並びに、顧客別単価マスタへの登録

過去案件の単価検索
過去案件の単価検索

登録した案件に対して、過去に提示した商品金額の推移を検索する事ができます。見積に対しても検索が可能です。検索結果から金額をそのまま引用し、さらに、商品登録画面から顧客別単価マスタ画面を開く事なしに単価登録までが可能です。顧客別特価の登録漏れを防ぐことができます。


金額自動按分

金額の自動按分機能
金額の自動按分機能

入札案件など、案件の金額が積み上げではなく一式で決まっている場合に、商品毎の価格設定を、定価設定に基づいて金額を自動按分する事ができます。


顧客別セット選択

取引先別セット選択
取引先別セット選択

取引先毎に、商品の組み合わせパターンを設定しておくことで、商品選択時に一括登録が可能です。


帳票設定

見積書 1ページ目のフォーマット
見積書 2ページ以降のフォーマット

2ページ名以降のフォーマット。
ヘッダー情報を無くし、明細行とする。


各種帳票類のフォーマットはEXCELで設定を行います。見積・納品・請求書などで、1ページ目と2ページ目以降のフォーマットを変えることもできます。請求書では、鏡ページと内訳書といった複雑なパターンも作成することができます。営業担当者毎の印影を帳票上に自動反映させるなども簡単な設定で可能です。
そのほか特徴として
・フォーマットは何パターンでも登録可能
・作成したフォーマットと取引先を紐づけが可能
・見積については承認フロー権限設定を作成可能
上記機能とメール定型文設定機能を組み合わせれば、複雑な業務体系においても、ほぼペーパレス化での対応が可能となります。


マーケティング施策のためのレポート機能

登録されたデータを会計データに流し込むだけはなく、マーケティング活動に有効活用することで販売管理システムの情報の価値は何倍にも膨れ上がります。LDS環境Solutionでは、高度な分析ツールを標準で実装されているため専用ツールを別途用意しなくてもこのシステムだけでマーケティング活動が可能となります。

CPM分析とRFM分析のいずれも可能

マーケティングの顧客分析で利用されるCPM分析、RFM分析が標準で実装されています。パラメーターを複数設定する事ができますので、~専用といった様々な切り口での顧客分析が可能になります。優良顧客、離反顧客の判断が容易となり、営業アクションのKPIとする事で、営業活動の効率化を促進できます。

月次集計レポート

月次レベルでの各種トレンドデータのレポートが簡単に確認できます。都道府県別、商品別、取引先別、営業担当者別といった切り口での集計を、グループ化機能により直感的な操作で切り替え可能です。さらには受注金額、売上金額、平均販売価格、貢献利益といった切り口での集計も可能です。データ集計作業はこのレポートだけ